こんにちは、モモンガ先生(@momonga_est)です!
教師をしながら、ブログを書いています!
詳しくはこちらにまとめてありますので、ぜひ読んでください。
だんだんと学期末が見えてきましたね。
修了式や卒業式で、教え子たちと別れるのには、なんとも言えない寂しさがあります。
今回は、小学校の修了式や卒業式で、伝えておくべき大切なことについて紹介します。
この記事を読むと、こんなことが分かります。
- 修了式で伝えておくべきこと
- 卒業式で伝えておくべきこと
それでは、見ていきましょう!
修了式で伝えておくべきこと
担任の先生が修了式で伝えておくべきことは、
- 感謝の気持ち
- これからどうなってほしいか
- 「知識は来年度も、仕組みは今年度まで」
順番に見ていきましょう!
感謝の気持ち
一般的な学級の終わりとしてはよく聞く話ですし、みなさんも子どもたちに伝えたいと思いますよね。
私も、今担任をしている子どもたちには、たくさん感謝をしています。
この仕事の楽しさやすばらしさを、日々教えてもらいました。
もちろん、今まで担任をした子どもたちにもです。
修了式では、今までの行事を振り返ったり、思い出を語り合ったりされるのでしょう。
あの時間は、なんとも切なく素敵な時間だと思います。
具体的なエピソードとともに感謝の気持ちを分かりやすく伝えてあげると、子ども達の心にも残ると思います。
これからどうなってほしいか
先生方は、年間を通して様々なことを指導してこられたと思います。
そして、それらは、子どものよりよい成長を思ってのことでしょう。
それらをまとめて、今後どうなってほしいかという想いを伝えましょう。
あまりたくさん伝えすぎると記憶に残りにくいです。
なので、多くても3つまでにまとめるようにしましょう。
私なら、
- いいところ・伸ばしてほしいところ…1~2点
- 改善してほしいところ…1点
という構成で話します。
「めでたしめでたし」で終わるのもいいのですが、私たちは教育者です。
子どもをより良い方向に導くためにも、改善点を伝えるべきだと思っています。
「知識は来年度も、仕組みは今年度まで」
今回のポイントの1つ目は、これです。
年度当初は、子どもが指導に対して、「去年は○○だったのに。」と言うことがあります。
年度当初あるあるですよね笑
子どもがすぐに切り替えられないのは仕方のないことだとは思います。
そこで、前年度の担任として、これはしっかりと伝えるようにしています。
具体的には、
「今年度の授業で習ったことは、来年度にもって行ってください。
今までの勉強を活かして、いろいろな問題に挑戦してください。
一年間を通して先生から伝えたことも、覚えておいてください。
人として大切なことを伝えてきたつもりです。
今年度の○年○組のいろいろな仕組みは、この教室に置いて行って下さい。
次の担任の先生は、その先生なりのやり方で、みんなのことを育ててくれます。
来年度は、来年度の担任の先生の仕組みの中で、みんなの力を発揮してください。
いろいろなやり方を知ることが、これからのあなたのためになります。」
といった感じで伝えます。
次年度の担任の指導の妨げにならないように種をまいておくのは、前年度の担任としての責任ですね。
上記の具体例は、現在、低学年の担任をしているので、低学年向けの言い方になっています。
発達段階や児童の実態に応じて、言い方や伝え方は変えてください。
卒業式で伝えておくべきこと
担任の先生が卒業式で伝えておくべきことは、
- 6年生としての頑張りへの労い
- これからどうなってほしいか
- 「4月からは、小学校の部外者」
順番に見ていきましょう!
6年生としての頑張りへの労い
まずは、頑張ったことへの労いですね。
6年間の小学校生活をやり遂げたことへの労いや、学校を背負ったことへの労いです。
6年生になると、小学校の顔として様々な活動をします。
校内外問わず、学校を背負うことになるわけです。
また、1年生と一緒に活動をすることもあります。
学校での過ごし方や授業でペアを組んで活動をするなど、意外とやることが多いわけです。
なので、卒業式では、そこを認めて労うことから始めましょう。
これからどうなってほしいか
これは、修了式の時と同じですね。
ただ、私なら、修了式の時に伝えると紹介した「改善点」は伝えません。
理由は2つです。
- 人生の大きな節目を、晴れやかに迎えてほしいから
- 環境が大きく変わるから(小学校→中学校、別の小学校が加わることもあるため)
中学校では、こんなことを頑張ってほしいということを伝えるといいと思います。
「4月からは、小学校の部外者」
部外者と聞くと、冷たく聞こえるかもしれません。
それでも、私は伝えます。
理由は2つです。
- 卒業後にはっちゃけてしまう卒業生がいるから
- ある意味フラットな関係になる区切りになるから
卒業後に学校に来る卒業生っていますよね?
それ自体は悪いことではないのですが、卒業した解放感と小学校へのなつかしさから、
在校生の時にはしないような学校の使い方をしてしまう子どもがいます。
そのため、あらかじめ釘を刺しておく意味で伝えます。
また、在校生の時は、「担任と児童」という関係でしたが、卒業したらその関係がなくなるわけです。
つまり、「大人と子ども」「来校者」という、ややフラットな関係になると考えています。
これらの理由から、私は伝えるようにしています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
修了式・卒業式を控えて、学級のまとめに入っている状況だと思います。
「終わり良ければすべて良し」という言葉もあるように、きれいな終わり方をしたいですよね。
しかし、年度が終わるだけで、私たち教師や子ども達の人生は続いていきます。
だからこそ、翌年度を見越して、今できることを伝えていくことが大切なのだと思います。
どうか先生方がよかったと思える修了式・卒業式になりますように。
今後もこのブログでは、
「教師になりたいけど、どうしたらいいんだろう…?」
という、教職を目指している方や、
「憧れの教師にはなったけど、うまくいかない…。」
といった現職教師の方にむけて、
教師になるための道のりや、現場での業務効率化の方法、授業で使えるアイデアなどを発信していきますので、
ぜひとも読んでいただけたらと思います!
それではみなさん、また明日!
気をつけ!礼!
さようなら!