こんにちは、モモンガ先生(@momonga_est)です!
教師をしながら、ブログを書いています!
詳しくはこちらにまとめてありますので、ぜひ読んでください。
今日は、小学校の教師という職業について解説していきます。
この記事を読むと、こんなことが分かります。
- 教師ってどんな仕事をしているの?
- 教師という職業のメリット
- 教師という職業のデメリット
それでは、見ていきましょう!
教師ってどんな仕事をしているの?
一言で言うと、
「児童の教育をつかさどる」
のが、教師の仕事といえます。
言い換えると、
「子どもに関わること全て」
です。
なんじゃそりゃ?って感じですよね笑
詳しく説明していきますね。
「児童の教育をつかさどる」とは、
厳密にいうと、教師の中でも教諭と呼ばれる人たちの職務です。
これは、学校教育法第28条に示されています。
皆さんが想像する担任の先生などは、ほとんどが教諭という立場といえます。
担任の先生って、いつも子どもと一緒にいるイメージがないですか?
子どもに直接関わることも仕事に含まれますが、直接見えない仕事がそれ以上にあります。
教師の仕事をざっと並べてみると、
- 各教科の授業
- 学級経営
- 校務分掌(学校運営に関する仕事の割り振り)
- 事務処理
- 保護者対応
等が挙げられます。
それぞれの項目については、また詳しく書きますね。
とにかく、いろいろな仕事を任されるということです。
しかも、ほとんどの場合で初任者からです。
教育業界の人手不足の深刻さが垣間見えますね・・・。
教師という仕事のメリット
結論からいきます。
教師という仕事のメリットは、
- やりがいがある
- 身分が安定している
- 教員専用のサービスがある
です。
それぞれ見ていきましょう!
やりがいがある
まず言われるのがこれですね。
日々子どもと同じ時間を過ごし、子どもの成長に関わることができる仕事というのは、かけがえのないメリットだと思います。
ただ、これから教師を目指す方が勘違いしないように言っておくと、やりがいを感じられる機会というのは、めったにありません。
普段は、騒いだり指示を聞かなかったり、時には暴言を吐かれたりと、とても手がかかることが多いです。
「なんのためにこんなつらい仕事をしているのだろう・・・」
と感じる方も多いようです。
しかし、そんな子どもたちが、年に数回(行事のときや学期末など)頑張りや成長を見せることがあります。
そんなときに、やりがいを感じるわけです。
この辺りは、担任をする子どもとの巡り合わせや、自分の指導力、子どもの素質や運などによります。
週に5日間、7~8時間も子どもたちと同じ時間を過ごせるということは、大きな魅力の一つだと思います。
身分が安定している
公立学校の教員は、地方公務員になります。
なので、給与が安定していたり、社会的な信用があったりします。
また、給与以外にも、比較的恵まれた福利厚生もメリットとして挙げることができます。
- 住宅手当
- 扶養手当
- 通勤手当
はしっかりと用意されており、平均的な水準の生活をするには困らないようになっています。
賞与も、民間の支給水準によって額は変わりますが、期末勤勉手当という形で必ず支給されます。
つまり、社会的な信用が高く、ローン等にはやや通りやすくなっていると思います。
私自身も、それを実感した出来事があります。
初任の時に住宅展示場に行った時のことです。
私は他の見学客に比べて明らかに年齢が若く、受付の方の説明にもあまり熱が感じられなかったのですが、
職業を明かしたとたんに対応が変わり、
「ぜひうちで買ってくださいよ~。」
とまで言われてしまいました。
それくらい、身分的な信用があるということですね。
教員専用のサービスがある
教員専用のサービスの恩恵を受けられることも、メリットの一つといえるでしょう。
具体的には、
- 互助会による超低金利貸付・優遇事業
- 教職員のみが入れる保険
- Appleなどの教職員割引
などが挙げられます。
中でも、互助会の事業と教職員専用の保険は、かなりメリットを感じています。
また、Applの教職員割引を利用して、通常より安くIPad Airを購入することができました。
これらも、教員ならではのメリットだと言えるでしょう。
教員という仕事のデメリット
結論からいきます。
教師という仕事のデメリットは、
- ブラック
- 人材としての価値が低い
です。
それぞれ見ていきましょう!
ブラック
最近になって、教員の労働環境のブラックさが報道されるようになってきました。
私自身も、ブラックだとは思います。
というのも、
- 時間外労働当たり前
- 前例踏襲
- ビルド&ビルド
- 出来る人に負担が集まる etc…
挙げていくとキリがないですね…。
特にブラックだと言われるのは、「残業代が出ない」という点だと思います。
通称「給特法」と呼ばれる法律のせいで、教員は何時間働いても残業代は出ないのです。
給特法を簡単に説明すると、
「教員って働き方が特殊だから、時間管理が難しいよね。だから、あらかじめ数千円支給しておくね!」
という法律です。
これがいわゆる「定額働かせ放題」の仕組みです。
また、学校現場は改革を嫌います。
新しいやり方をしようとすると、「今までこうだったから…。」と二の足を踏む方がとても多いです。
未だにFAXを使っているような環境ですからね…。
今の職場は幸いにも受け入れてくれることもあるのですが、管理職が保守的だと、ほとんど変わらないこともあるようです。
そして、日々新しい業務が降ってきます。
教師の仕事か、と言いたくなるようなことまで学校に任されるのです。
意味があるのか分からない研修や、誰も読まない指導案の作成…
これだけならまだしも、学校外のトラブルや始業前の通学の見守り等、勤務時間外のことにまで時間を奪われていくのです。
でも、残業代は定額です。
そこで、時間外労働を改善しようと、ICTを活用して時間を短縮すると、
「ICTの推進をしてよ!」
と、さらに新しい仕事を振られます。
頑張らずに、自分の仕事だけやってさっさと帰る人の方が、仕事に対する満足度は高いかもしれません
書いていて、悲しくなってきました…。
人材としての価値が低い
教師の方や教職を目指す方には、少しショックな話かもしれません。
しかし、現実問題として、教師の民間企業における人材価値は決して高くありません。
先日、転職エージェントの方とお話をする機会があったのですが、教師が民間企業に転職する際には、年収が下がることがほとんどだというお話をされていました。
教師の給与水準が平均よりやや高めであるということもありますが、
やはりビジネス経験がないということが大きな理由だと思います。
また、教師はITに関する知識が乏しいということも理由として挙げられます。
パソコンを触ることにすら抵抗がある方もいらっしゃるので、
そういった方にとっては民間企業の働き方は難しいと感じるかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
かなりデメリット寄りに書かれているように感じたかもしれませんが、私自身、楽しく働いています。
教師という仕事は、子ども好きな方にとっては素晴らしい仕事だと思います。
優秀で熱意をもった若者が喜んで教師になれるように、
国として対策を打ってほしいと、切に思います。
今後もこのブログでは、
「教師になりたいけど、どうしたらいいんだろう…?」という、教職を目指している方や、
「憧れの教師にはなったけど、うまくいかない…。」といった現職教師の方にむけて、
教師になるための道のりや、現場での業務効率化の方法、授業で使えるアイデアなどを発信していきますので、
ぜひとも読んでいただけたらと思います!
それではみなさん、また明日!
気をつけ、礼!
さようなら!